記念館だより

《ミステリーの秋》にお楽しみください。特別展「ミステリー映画大全集〜横溝正史vs.松本清張」開幕しました!

2018.09.23

酷かった暑さも少しずつ和らいできましたね。と思ったら不安定な天気が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

鎌倉市川喜多映画記念館では、魅惑の映画ポスターデザインの展示が好評のうちに終了し、昨日より特別展「ミステリー映画大全集〜横溝正史vs.松本清張」が始まりました。

横溝正史と松本清張という、日本のミステリーを象徴する2人の巨匠を中心に、洋邦のミステリー映画の名作をご紹介しています。

今回の展覧会では、名探偵・金田一耕助が映画で使っていたトランクをはじめ、映画で使われた小道具や、市川監督の独特でポップな字体と絵で描かれた紙資料、監督からの信頼厚い名美術監督・村木忍さんの緻密なセットデザイン画など、映画の奥深さが味わえる貴重な資料の数々を展示しています。

夜に展示室を回ると少しゾクッとしてしまうかもしれませんが、開館時間中ならきっとお楽しみいただける内容だと思います。

これからの季節は、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋と、過ごしやすく文化活動にも適した時期を迎えます。《ミステリーの秋》のひと時を、ぜひ川喜多映画記念館でお楽しみください。(胡桃)

<魅惑の映画ポスターデザイン>展もいよいよ17日で終幕です!!

2018.09.15

涼しい日が続くようになって、少しずつ秋の訪れを感じます。

6月22日から9月17日までの夏の期間、当館では世界各国のポスターデザインに着目した企画展<魅惑の映画ポスターデザイン 甦る街角の芸術>を開催しました(17日まで開催しています)。今夏の展示・上映ならびにトークイベントは、酷暑の続く中での開催でしたが、それでもたくさんの方にご来館いただき、私たちスタッフ一同、大変嬉しく思っております。

  大島依提亜氏、小野里徹氏

8月12日には「紙上最大の作戦」、26日には「ポスター・ストレンジラブ」という、それぞれ映画のタイトル(『史上最大の作戦』と『博士の異常な愛情』“Dr. Strangelove”)にちなんだ題目でギャラリートークをおこないました。

12日は当初予定していたゲストの檜垣紀六さん(広告図案士)がご登壇できなくなり、大島依提亜さん(グラフィックデザイナー)と小野里徹さん(ポスターコレクター)をお迎えしての対談トークとなりました。この日は偉大なる映画ポスターデザイナー・檜垣紀六氏の仕事をふりかえるため、シアターのスクリーンを活用して、氏の代表作(皆さんも必ずや一度はみたことのある『時計じかけのオレンジ』や『スーパーマン』、『ロボコップ』、『ブレードランナー』等々のポスター)をご覧いただきながらのトークイベントとなりました。

 岡田秀則氏、小野里徹氏

続く26日には、岡田秀則さん(国立映画アーカイブ主任研究員)と小野里徹さん(ポスターコレクター)に再度鎌倉までお越しいただき、今度は展示室を皆さんと一巡しながらポスターについて詳しく解説するギャラリートークとなりました。今回展示しているポスターは約100点、国立映画アーカイブ所蔵のポスターを約30点、個人コレクターである小野里さんのポスターを約30点、お借りしています。本企画点の主柱ともいえる映画ポスターのあれこれについて、この日はじっくりとお話を伺うことができました。参加者の皆さんは興味深いお話に耳を傾け、この日のイベント用に特別に小野里さんがご用意くださったポスターの解説にも相槌を打ちながら、一枚一枚の妙味をあじわっていただいている様子でした。小野里さんには今回本当にお世話になりました。

 

8月28日には毎夏恒例のイベント、ぐるぐるアニメワークショップを開催しました。

小学生対象の工作ワークショップで、パラパラ漫画と同様、ぐるぐる回すと絵が動いてみえ、アニメーションの原理や仕組みを体験しながら学ぶことができます(また8ミリフィルムの上映会や映写室見学も毎年おこなっています)。こどもたちに12コマのアニメーションを描いてもらって、最後にはシアターの大きなスクリーンにうつして完成した作品の発表会をおこないました。花火や釣り、海水浴など、彼らの夏の思い出が作品に反映されていて、この夏どこにも行けなかった大人たち(スタッフ)は、とても羨ましそうにぐるぐると回転する夏の風物詩をいつまでも眺めておりました。(B.B.)

 

 

 

夏休み最後は子どもシナリオ・映画教室上映会!

2018.09.07

今年は猛暑が続きましたが、そんな夏にも負けず「子どもシナリオ・映画教室」に参加してくれた小学生たちによる元気いっぱいな2作品が完成しました。夏休みも終わりに近い8月25日には完成披露上映会が開催され、当日は家族やお友達も会場にお越しいただき、満席での上映となりました。Aチームは『予算の少ない宇宙基地~夏の鎌倉におきた出来事~』と題した「子どもシナリオ・映画教室」初のSF映画、そして、Bチームは夏にぴったりの怪談もの『コックリさんをよびに・・・』とそれぞれ個性豊かな2作品が揃いました。

上映後には舞台挨拶があり、監督から出演者まで、壇上で思い思いに作品の見どころを語っていただきました。役作りの奥深さやチームワークの大切さを学んだといった感想もあり、映画づくりの醍醐味を体験してくれたことと思います。

最後は、シナリオ・センターの先生がアドヴァイスを書き込んだシナリオとDVDを配布して、今年の「子どもシナリオ・映画教室」も盛況のなか終了しました。来年はどんな作品ができるのか、今から楽しみです!(文)

夏休みは今年も「子どもシナリオ・映画教室」を開催!!

2018.08.05

毎年恒例の大人気企画となりました「子どもシナリオ・映画教室」が7月31日、8月1日の2日間にわたって開催されました。今年も多くの参加申込みをいただき、抽選で選ばれた23名の小学生の皆さんが参加してくれました。

1日目は鎌倉商工会議所でシナリオ基本講座を開催しました。講師は東京・青山にあるシナリオ・センターの新井一樹先生と田中和次朗先生です。午前中はシナリオを作るうえで大切なキャラクターの考え方や、相手を困らせることでドラマが面白くなることなど、さまざまな秘訣をお教えいただきました。そして、午後からは、いよいよシナリオ執筆の開始です。今年は「夏の鎌倉」をテーマにシナリオを書きました。

最後は、2チームに分かれて、それぞれのシナリオを発表しました。多数決で決まったシナリオは次の2作品です。

Aチーム『予算の少ない宇宙基地 ~夏の鎌倉におきた出来事~』
Bチーム『コックリさんをよびに…』

どんな作品になるのだろうと、タイトルからも想像が膨らみます。

2日目は川喜多映画記念館の敷地内で、映画撮影です。映像資料室が宇宙基地になったり、情報資料室が家のリビングになったりと、映画のために館内がさまざまな舞台になりました。


今年は例年以上の暑さで熱中症も心配されましたが、皆さん元気で2日間を終えました。
今月末には上映会が開催されます。どんな映画が完成するか、今から楽しみです!(文)