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【特別展】ミステリー映画大全集 横溝正史 vs. 松本清張

2018年9月22日(土)~12月16日(日)

映画の格好の題材となってきた文学において、とりわけミステリーは映画にもっとも愛されてきたジャンルと言えます。中でも日本のミステリー映画は、《横溝正史》と《松本清張》という二人の作家なくしては語ることができません。


 横溝正史が生んだ日本屈指の名探偵・金田一耕助は、映画においても数々の名優たちによって演じられてきました。1970年代半ば、映画と原作をタイアップさせた角川映画のメディアミックス戦略のもとで大ヒットした、『犬神家の一族』をはじめとする金田一シリーズは、新たなファンを獲得し続け今なお絶大な支持を得ています。


 一方、1950 年代後半、「点と線」をきっかけに一躍ブームとなり、「張込み」「ゼロの焦点」「砂の器」など次々と映画化された松本清張の作品は、ミステリーの要素のみならず、貧困や差別、反権力など、犯罪の背景に潜む社会の奥深さを浮き彫りにし、社会派ミステリーの代名詞となりました。人を惹きつけて止まない清張作品の魅力は、いまだ映像化が絶えないことからも明らかでしょう。


 本展では、日本のミステリー小説を牽引した横溝正史と松本清張の映画化作品を中心に、人々の記憶に残る名作を、資料の展示や映画の上映と共にご紹介します。国や世代を超えて愛されるミステリー映画の豊かさを味わっていただけますと幸いです。

 

協力: エス・エヌ企画、北九州市立松本清張記念館、国立映画アーカイブ、崑プロ、株式会社東宝映像美術、村木与志氏

 

 

特別展「ミステリー映画大全集 横溝正史vs.松本清張」チラシ (PDF4ページ、7.18MB)